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旧K邸(トトロの住む家保存修理工事
2001

木造平屋
 住居

旧K邸は昭和初期に建てられた洋風住居である。建主は帝都復興院や満州国で都市計画家として活躍したK氏である。 氏は東京帝大を卒業後阿佐ヶ谷に土地を求め自ら住居を設計した。それがこのK邸である。その後この住宅は親族に引き継がれ大きな改造も受けず当初の姿を奇跡的に維持してきた。これはひとえに居住者の努力の賜物である。木造洋瓦葺き下見板張りの簡素だがキュートなデザインで「トトロの住む家」として書籍に取上げられ近隣でも親しまれていた。工事では傷んだ部分の修復を主とし実測図を制作し、当初の状態を維持するに努めた。昭和初期の東京郊外小住宅の貴重な例である。

現在は杉並区が譲り受け保存公開される予定であったが2009年2月に放火と見られる火災により損傷した。